2017/07/26

CQ WW DXコンテストのルール変更について

このたびCQ WWコミッテからアナウンスがあったそうで、そのブログを見ますと、



The following are updates made to the 2016 rules, effective for the 2017 CQWW SSB and CW weekends.

MSステーションの定義とか録音義務なんとか、むつかしいことはどうでも良いんですけど、わたしに関係してくる注目すべき点は、議論されたけど認められなかったこれらです。


Rule changes discussed, but not approved
  1. Combine SO with SOA
  2. Make SOA an overlay category for SO
  3. Allow Self-Spotting of some sort
    • Everyone can self-spot
    • Only assisted entrants can self-spot
    • Assisted entrants can self-spot; Not-Assisted entrants can request to be spotted using the HF contest band where they are operating, in real time.

アシステッドが云々もまあいいんですが、問題はこれの3番、セルフスポットです。

前回はWWDX Committee、ついに堪忍袋の緒が切れて、これまでセルフスポットしていた著名局が軒並み失格食らってましたが、「なんらかの形でセルフスポットは許す」、っていう部分、

同じくこのブログの

CQWW 2016 SSB – Self-spotting and Entrant Audio Recordings

っていう記事ではセルフスポット、その扱いに相当苦労なされたようですが、セルフスポット(ふつうは自分のコールで自分をスポットする間抜けは居ないので「フレンドスポット禁止」)、と

、許可されている、「フレンドリーなスポットはO.K.」、との区別が非常に困難なのです。

で、スキマ屋としての私はすでに予測していましたが、必ず問題になってくるのが、「贈収賄スキマステーション」です。

これはたとえば誰かが私、JF2IWL-#スキマに1000ドルほども呉れたら、コンテスト中、その局にずっとビームを向けてやれば、その贈賄ステーションはより多くのスポットが得られる、っていう優先スポットです。これはWWコミッテは監視もログチェックででも、何の対策もしようも無い抜け穴ズルセルフスポット法です。

日本のALL JAや全市全郡コンテストでは、このセルフスキマスポッティングやって毎年勝ってるマルチオペステーションは居ますが、、。

 なので思い切って、「全部を許可してしまえ!」っていう破れかぶれな案も出されたのだと思います。



 伝統のCQ WW DX、来年は記念の70周年です。30年前の私が大学のころは、まだ紙ログでノンビリやってましたけど、年々進化するハイテクで、なんか難しくなっちゃったなあ。っていうことです。

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